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病気のはじまり~病院が決まるまで・・・。 [癌・肺がん]

3月3日(木)[晴れ]

今日も朝から澄み切った青空・・・。
そして、今日は桃の節句・・・お雛様ですね~~[ハートたち(複数ハート)]
ココは産科・婦人科の病棟なので新生児室前にちゃんと飾ってありました。

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更に食堂にはこんなのも・・・

110303_2.jpg

好き嫌いはあるでしょうが、なかなか可愛らしいですね。

雛ケーキが食べたいな・・・[プレゼント]

昨日、少し管を引いてからもあまり胸水は出てきません・・・[ふらふら]
いつまでも待てないので(治療しないと・・・)明日には多分管も抜けるでしょう。

しかも、呼吸がしんどいのは肺塞栓になった時と同じような症状なので
早くワーファリンを再開しないと・・・って事もありますしね。

今日は・・・
3月に入り、私が肺腺がんと告知を受けてからもうすぐ1年にもなるので、
ここら辺りで自分のこの1年間を振り返っておこうかと思います。

肺がんの人ってほとんどが自覚症状がないんです。
だからⅠ期やⅡ期など初期(手術可能時期)で見つかる人は稀で
おおかたは発覚した時点でⅢb期とか私のようにⅣ期が大半だそうです。

私の場合、昨年の2月の中頃にとても胃腸の調子が悪くて、
かかりつけの内科医に相談したところ、最初はガスター10みたいな胃腸薬とか
それより強い薬も処方されて飲みましたが全然効かず、
それならと胃カメラ検査もやってはみたものの・・・異常なし!!

じゃあ、一体全体この不調はどこからくるんだろ・・・?
と思いつつも普段通りの生活をしていました。

3月に入り、なんとなく息切れは感じていました。
でも、まだ寒く風も強い日が多かったので特段気にも留めてはいませんでした。

そして、3月13日の土曜日です!!
朝から出掛けてまして、夕方別の場所へ移動しようと地下鉄に乗り、
目的地の最寄り駅で降りた途端に・・・背中に電気が走ったみたいにビリビリきて、
動けなくなりました。

そのままなんとか自宅まで帰り着き(今から思うとよく帰れたなあ・・・と思いますが)
でも、靴を脱ぐのも服を脱ぐのもひと苦労・・・。
しかも誰もいない・・・。

どうしようもなく、Twitterで呟いていたところ・・・
つい友でリアルな友人でもあるIさんが電話をくれ、互いの自宅から近く
彼女のかかりつけの総合病院だというA病院の緊急外来へ連れて行ってくれました。

それから、レントゲンを撮ったり、CT撮ったり、注射したり・・・と
なんだか周りが騒がしくなり、あの時の怖さはなんとも言いようがありません。
心臓内科のドクターから胸に水が溜まっていると告げられました。

ただ、土曜日ということで、入院を勧められましたが、
一旦帰宅したいと願い出て再び週明け月曜日に外来で行ったのでした。

「胸水が溜まるのは、肺結核か肺がんのどちらかです・・・」

A病院の呼吸器内科のドクターは私にこう言いました。
いずれにしても病理検査に出さないとはっきりしたことは分からないので、
入院です・・・とも。

入院だなんて生まれて初めての経験でした。
それだけでも不安なのに、なんだか変な病気になったみたい・・・。
(よもや自分ががんだなんて、思ってもみませんでしたから・・・)

まだそんな認識でいました。

そして、今回と同じ用にまずは注射器で少し胸水を抜いて検査に出し、
翌日(3月16日)のことです・・・。
昼間、面談室にひとりで呼ばれました。
夫はもちろん仕事中でした。

「残念ながら、癌性胸膜炎と思われます・・・。
すぐに胸水を抜いて、抗癌剤治療します・・・」

えっ、どういう意味・・・?

その後も、仕事はすぐに辞めて下さい。とかなんとか・・・
病気の説明も聞きましたが、今となっては何を言われたかもあまり覚えていません。

ただ、すご~くショックで覚えていないのではなく、
話もまるで他人ごとのように冷静に聞きましたし、
こちらの都合などお構いなしに話されることにショックだったような気がします。

で、すぐに思ったことは・・・

「この病院では死にたくない!!」

病理検査の詳細がまだだということだったので、とにかく一度帰りたいと
またまた無理やり帰宅しました。
そして、内科医に相談したり、医師をしている友人に相談したり・・・
最終的には内科医が「名古屋で肺がんなら一番だ!」という先生が今の病院に
いるから・・・ということで、紹介状を書いてもらい翌日飛んで来たのでした。

それが、昨年の3月24日のことです・・・。

→づづく

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コメント 6

タッチおじさん

ひな祭りですね
何も力になれませんが、ポジティブにね
by タッチおじさん (2011-03-03 14:41) 

ゆっき

はじめまして。
私も昨年の夏に肺腺癌ステージⅣと診断されました。
現在も治療中です。
次回はアリムタで治療とのことで、効くといいですね。
いろいろと大変とは思いますが、これからもずっとお雛様を見られるように!
by ゆっき (2011-03-03 18:09) 

あけちゃん

タッチおじさん。

はじめまして・・・
ありがとうございます。
意外とここまでは気持ちだけは元気でやってこられました。
これからも、ポジティブに生きたいです!!
by あけちゃん (2011-03-04 06:07) 

あけちゃん

ゆっきさん。

はじめまして・・・
コメントありがとうございます。

お仲間ですね(笑)
同じ病で女性で・・・とっても、こころ強いです~~!

一緒に踏ん張って1日でも楽しく、元気に
すごしましょうね。。。
これからもよろしくお願いします。

by あけちゃん (2011-03-04 06:09) 

papa

何か、さら~と書いてくれちゃいましたが、
ホントは、もっと大変だったよね~。
僕がドクターと険悪な雰囲気になったりさ、、、。(笑)
病棟の担当看護師さん以外、職員全員が「敵」みたいな感じでしたからね。
まぁ、最初だったからしかたないんだけどね、、、。

この経験があったから、セカンドオピニオンが、素直に受け入れられたんだし、最初の病院があったから、今の病院を信頼できるんだしね。


3月16日の夜の事は、僕も一生、忘れません。

癌になった事は仕方の無い事。
誰のせいでも、何の罰でもありません。
でも、4人部屋の病室で、声を殺して泣いた時、
こんな大変な事なのに、何故こんな状況で向かえなければ、
ならないのか。
カーテン越しの他人に遠慮しながら、
言いたい事も言えない状況が、我慢できませんでした。

あれ以上に悔しい事は、この先、無いと思います。
だから、一緒にがんばろうね。
これからも、ずっと、、、、。
by papa (2011-03-07 23:19) 

あけちゃん

papaへ。

補足をどうもありがとです。

そうだったよね・・・。うんうん。。。

今もそうだけど、結構いいカッコしいの私に対して、
時には憎まれ役になりながらも主張してくれるダンナさんがいてくれて
本当に感謝しています。

あの夜の事は私も忘れられないです・・・。
これからももっと色んな事あるだろうけど、
お世話掛けちゃうだろうけど・・・
よろしく&ごめんね~~( ̄∀ ̄*)イヒッ!
by あけちゃん (2011-03-08 05:23) 

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