ニュースJAPAN 『イレッサの真実』 を見て・・・。 [治療&薬]
10月7日(金)
昨日と一昨日、
いつも読ませていただいているNONさんのブログで知り、
LIVE2011 ニュースJAPANー時代のカルテ 『イレッサの真実』
を観ました。
イレッサは私にとっては最初の抗癌剤です。
1年半前、肺腺癌と診断されたと同時にEGFR遺伝子変異検査を受け
陽性だった為、イレッサ服用が可能だと・・・。
でも、この時点ではまだイレッサの副作用なんて気にも留めてはいませんでした。
イレッサに関しては「夢の薬」などという説明はもちろんありませんでしたが、
EGFR遺伝子変異の患者(つまり私のようなタイプ)には効き目がある・・・事が多い
ということは聞かされました。
当時天秤に掛けたのは治験新薬で、ただしそれは新薬と点滴による標準治療
(標準治療だなんて言葉も知りませんでしたが・・・)
のどちらかに振り分けられるか(比較の為)五分五分だったので
それなら効き目がある方がいいに決まってるじゃん!!せっかく飲めるんだし~~
ってことで治験は断わりました。
ただ、なんで飲むだけの薬でひと月も入院しなくちゃあいけないんだろう?
という疑問はあり、つまりは間質性肺炎の副作用の恐れがあるから・・・
を知ったのはその後まもなく、ちょうどイレッサ訴訟の裁判が話題になっていたからです。
訴訟問題に関しては病院側からはあえて説明はありませんでしたが、
こんなネット社会ですから、調べればすぐにわかります。
それでも、特別「そんな怖い薬で大丈夫か?」とは思わなかったのは、
元来脳天気だからなのもありますが、
がん専門の病院が薦める薬だから大丈夫であろうと思った事は確かです。
私の場合、胸水が溜まっていてドレナージした後も完全には抜けなかったので、
イレッサを飲んでまずはその胸水が減ったということで効果があるという
判断となりました。
結果的には、私はイレッサは約7ヶ月しか使えませんでした。
それでも、副作用も少なくほぼ普段と変わらず生活出来たこともあり、
とてもありがたい抗癌剤でした。
同じ薬がずっと使えるんだと思っていたので、
(ホント何にも知らなかったんですよね・・・)
耐性が出てもう使えないと言われた時は相当凹みました。
昨日の後編でも8年間のデータでイレッサの延命効果が実証された・・・
とありますが、確かにそれは事実に基づいた真実です。
でも一方ではそのイレッサの副作用で亡くなった方がいるのも事実。
ただし、副作用と薬害は区別されるべきだと思います。
がんと共存し続ける間はこれからも
どんな薬を選択するのか、もしくは選択しないのか・・・。
もちろん主治医との相談あっての事ではありますが、
自分の考えをはっきりと持っていないと・・・
と改めて感じました。
折しも昨日はSteve Jobsさんの訃報のニュースが世界を駆け巡りました。
どんなに偉大な功績を残した人でもがんは構わず襲ってきます。
残念ながらそれもまた事実です。
ランキングに参加してます。こちらにポチっとひとつお願いします。
にほんブログ村
昨日と一昨日、
いつも読ませていただいているNONさんのブログで知り、
LIVE2011 ニュースJAPANー時代のカルテ 『イレッサの真実』
を観ました。
イレッサは私にとっては最初の抗癌剤です。
1年半前、肺腺癌と診断されたと同時にEGFR遺伝子変異検査を受け
陽性だった為、イレッサ服用が可能だと・・・。
でも、この時点ではまだイレッサの副作用なんて気にも留めてはいませんでした。
イレッサに関しては「夢の薬」などという説明はもちろんありませんでしたが、
EGFR遺伝子変異の患者(つまり私のようなタイプ)には効き目がある・・・事が多い
ということは聞かされました。
当時天秤に掛けたのは治験新薬で、ただしそれは新薬と点滴による標準治療
(標準治療だなんて言葉も知りませんでしたが・・・)
のどちらかに振り分けられるか(比較の為)五分五分だったので
それなら効き目がある方がいいに決まってるじゃん!!せっかく飲めるんだし~~
ってことで治験は断わりました。
ただ、なんで飲むだけの薬でひと月も入院しなくちゃあいけないんだろう?
という疑問はあり、つまりは間質性肺炎の副作用の恐れがあるから・・・
を知ったのはその後まもなく、ちょうどイレッサ訴訟の裁判が話題になっていたからです。
訴訟問題に関しては病院側からはあえて説明はありませんでしたが、
こんなネット社会ですから、調べればすぐにわかります。
それでも、特別「そんな怖い薬で大丈夫か?」とは思わなかったのは、
元来脳天気だからなのもありますが、
がん専門の病院が薦める薬だから大丈夫であろうと思った事は確かです。
私の場合、胸水が溜まっていてドレナージした後も完全には抜けなかったので、
イレッサを飲んでまずはその胸水が減ったということで効果があるという
判断となりました。
結果的には、私はイレッサは約7ヶ月しか使えませんでした。
それでも、副作用も少なくほぼ普段と変わらず生活出来たこともあり、
とてもありがたい抗癌剤でした。
同じ薬がずっと使えるんだと思っていたので、
(ホント何にも知らなかったんですよね・・・)
耐性が出てもう使えないと言われた時は相当凹みました。
昨日の後編でも8年間のデータでイレッサの延命効果が実証された・・・
とありますが、確かにそれは事実に基づいた真実です。
でも一方ではそのイレッサの副作用で亡くなった方がいるのも事実。
ただし、副作用と薬害は区別されるべきだと思います。
がんと共存し続ける間はこれからも
どんな薬を選択するのか、もしくは選択しないのか・・・。
もちろん主治医との相談あっての事ではありますが、
自分の考えをはっきりと持っていないと・・・
と改めて感じました。
折しも昨日はSteve Jobsさんの訃報のニュースが世界を駆け巡りました。
どんなに偉大な功績を残した人でもがんは構わず襲ってきます。
残念ながらそれもまた事実です。
ランキングに参加してます。こちらにポチっとひとつお願いします。
にほんブログ村
2011-10-07 11:59
nice!(2)
コメント(4)
トラックバック(0)
あけみさんおはよございます…!!ツィッータの中のとしこさんとアメブロの中でうまく出会えて「読者登録」まで出来ました。
ご報告の意味もこめてコメさして頂きました(^人^)
最近ホント気温の温度差が激しくなって来ましたね…
お互いに身体に気を付けましょうね!!
HOT
by HOT (2011-10-10 07:51)
あけちゃんのブログを読んで、私も治療を開始したときの事、思い出しました。
わたしの場合は脳転移から見つかり、すぐに入院&手術
そして、その後は間髪いれずに抗がん剤治療が始まりました。
もちろん自分の病気の事を詳しく調べる時間なんてありませんでした。
わたしは元々聞きたがりな性格なので
先生とか看護師さんに、抗がん剤のこととか、いろいろ聞きはしましたが・・・
聞かなければ、ほとんど理解しないうちに治療が始まったと思います。
それでもわからないことだらけでしたが・・・
結局、自分の病気の事は自分から聞かなくちゃわからないし
ネットでも、自分で調べなくちゃわからない。
自分次第で大きく変わるものなんだ。って思います。
調べた事を正しく理解する為には、それ以上の勉強も必要です。
その上で、自分の考えをはっきりと持つこと。
すごく大事な事なんだ。って思いました。
by NON (2011-10-10 12:05)
HOTさん。
人と人の繋がりは特に同じ経験を持つ人同士だとなおさら励みになりますよね。
いいご縁を大切にしたいものです。
by あけちゃん (2011-10-10 17:24)
NONさん。
NONさんがコメントしてくれた、
「調べた事を正しく理解する為には、それ以上の勉強も必要です。
その上で、自分の考えをはっきりと持つこと。」…
すごーく重要な事ですね。
でも正しく理解するって事がこれまたとても難しいことで…。
どこまで冷静に判断出来るのか?
それでも、自分の命のことだから最終的には自分で決めるしかないと思っています。
その為にも知るべき事は知らないといけないのだと、NONさんの前向きな姿を番組で見て、改めて感じました。
余談ですが…
NONさん、絶対に病気持ち、ましてやがん患者などと思われた事ないですよ
ね(^_−)−☆
あ、私もそうですが…(^_^;)
by あけちゃん (2011-10-10 17:41)