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改めて・・・「がん」について。 [癌・肺がん]

9月7日(水)[晴れ]

週末の台風は大きな被害を出し、特に隣県の三重県や紀伊半島では
大変な事になってしまい、またもや自然災害の脅威を感じました。

自身の事といえば、現在治療らしい事はほぼ何もなく
手指の痺れはまだ治りはしていませんが、呼吸に関しては
可もなく不可もなく・・・つまりはベストな状態なんでしょうね。

先日買った、立花隆さんの「がん 生と死の謎に挑む」を読了しました。

日本人の2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死亡する・・・
良く聞くフレーズです。
知ってはいたけど、まさか自分は関係ないよね~~って思ってました。

でも、実際には渦中のひとりになってしまったわけです。

そんながん患者となった今でも、がんの事についてはそれがどうして発症するのか?
つまりはなんで自分はがんになったのか?・・・が分からず、
「なんで私だけが・・・?」といった感情的な事ではなくその本質が知りたいと思っていたので
そういう意味でもこの本を読んでとても良かったと思えます。

「がん」とは何か・・・(あくまでもこの本からのまとめです)

◯がんは細胞の病気
 正常細胞が狂いだしてがん細胞になってしまう。
 正常細胞は生まれては死ぬ、その繰り返しで有限の寿命を持つが、
 がん細胞は不死の細胞であり、無限に増え続け悪性腫瘍(=がん)となる。

◯がんは遺伝子の病気、DNAの病気
 細胞増殖は遺伝子の指令で正常に行われるが、このコントロールする遺伝子
 に狂いが生ずると正常なサイクルでなくなってしまう。
 正常な遺伝子はDNAにプログラムされていているが、がんはそのプログラム自体が
 狂い出すDNAの病気。

◯がんはDNAのコピーミスが最大の要因か・・・
 すべての人は60兆個の細胞からできていて、その1つ1つにDNAを持っている。
 細胞の1つ1つには寿命があり新しい細胞に情報(DNA)を引き継いで細胞としては死滅する。
 つまり新陳代謝しながらDNAのコピーをし続ける。
 ただし、コピーを続けると必ずコピーミスが生まれ、間違いを起こす。
 DNAのコピーミスは様々な生理的機能不全として発現し、その最も深刻なものが
 がんであり、DNAのコピーミスによる変異の蓄積ががんの最大の要因の1つに
 違いないと考えられる。

この最後の一文、妙に納得しちゃいました。

喫煙経験のない私が肺がんになったとしても不思議ではないし、
誰のせいでもない訳です。
たまたま部位が肺であっただけで・・・。

あと、がん細胞が正常細胞の下に潜りこんで検査の目を逃れてしまうっていうくだりが
あるのですが、それは添付されていたDVDで映像も見ましたが、
とてもショッキングな場面でした。
がんって相当ずる賢いです。

抗癌剤の耐性についても、分かりやすく書かれていましたが、
これは経験した事なので尚更実感しました。

他にも診断書にあった事で、聞けずにいて(別に聞けば教えてくれたでしょうが)
改めて知ったことがありますが、
それはまた後日・・・。

きっと、まだまだ知らない事がたくさんあるんだろうな・・・。

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