TNM分類

９月１０日（土）

まだまだ日差しが強く暑い１日です。

前回のブログで書いた、聞けずにいて改めて知ったこと・・・
それは診断書に書かれていたT　N　M　の数値の意味です。

立花隆さんの本の中では筑紫哲也さんの病状（肺がん）について
TNMでもって当時の状況を記してあるのですが、
それを読んで「ああ、このことなのか・・・」と思った訳です。

きっと私が知らなかっただけでしょうが・・・

T=原発巣の腫瘍の進展度

T1：腫瘍径が3cm以下
　　T1a：腫瘍径が2cm以下
　　T1b：腫瘍径が2cm～3cm
T2：腫瘍径が3cm～7cm、あるいは以下の特徴を有する
　　T2a：腫瘍径が3cm～5cm
　　T2b：腫瘍径が5cm～7cm
T3：腫瘍径が7cmをこえるもの、あるいは以下の特徴を有する 　
　　・胸壁浸潤
　　・横隔膜浸潤
　　・横隔神経浸潤
　　・縦隔胸膜浸潤
　　・壁側胸膜浸潤
　　・腫瘍が気管分岐部から2cm未満におよぶが、気管分岐部に浸潤のないもの
　　・腫瘍による無気肺あるいは閉塞性肺炎が一側肺全体に及ぶもの
　　・同一肺葉内に存在する腫瘍結節
T4：腫瘍のサイズは問わず、以下に浸潤するもの
　　・縦隔浸潤
　　・心臓浸潤
　　・大血管浸潤
　　・気管浸潤
　　・反回神経浸潤
　　・食道浸潤
　　・椎体浸潤
　　・同側肺に存在する複数の腫瘍結節
※T1とT2は更に細かい説明がありますがここでは省きます。

N=所属リンパ節転移の有無や範囲

N0：所属リンパ節転移無し
N1：同側の気管支周囲リンパ節、肺内リンパ節、および/または、
　　同側の肺門リンパ節への転移あるいは直接進展
N2：同側の縦隔、および/あるいは、鎖骨下リンパ節への進展
N3：対側縦隔、あるいは対側肺門リンパ節、あるいは同側・対側の斜角筋
　　あるいは鎖骨下リンパ節への転移

M=遠隔転移の有無

M0：遠隔転移なし
M1：遠隔転移あり
　　M1a：対側肺葉内に存在する腫瘍結節、悪性胸水・悪性心嚢水
　　M1b：遠隔転移あり

そこでさっそくこの４月に生命保険請求用に書いてもらった診断書の控えで
自分の状態を確認してみました。

T３N０M１a

え～～T3って腫瘍径が7cmをこえるものって・・・

でも、過去に腫瘍の大きさについては主治医にも聞いたことがあり、
はっきりした数値は聞けなかったんですよね・・・。
レントゲンでもいわゆる腫瘍の影とか形状なんて見えないし、
CTやMRI画像でもはっきりした『がんの形』なんてわかりません。

でも、いくらなんでも７センチ以上の腫瘍があるだなんて事は
あまり考えたくもないので、「あるいは以下・・」だからだなと、
とりあえずは勝手に解釈しています。
でも、これも再度要確認ですね。

NとMに関してはその通り（悪性胸水ありだし・・）だな・・・と。

ということで、今更ながらにしてやっとその意味を知ることとなりました。
そして、改めて分類に基づく自分の状況を知ることとなりました。

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タグ：TNM分類 悪性胸水

改めて・・・「がん」について。

９月７日（水）

週末の台風は大きな被害を出し、特に隣県の三重県や紀伊半島では
大変な事になってしまい、またもや自然災害の脅威を感じました。

自身の事といえば、現在治療らしい事はほぼ何もなく
手指の痺れはまだ治りはしていませんが、呼吸に関しては
可もなく不可もなく・・・つまりはベストな状態なんでしょうね。

先日買った、立花隆さんの「がん 生と死の謎に挑む」を読了しました。

日本人の２人に１人ががんに罹り、３人に１人ががんで死亡する・・・
良く聞くフレーズです。
知ってはいたけど、まさか自分は関係ないよね～～って思ってました。

でも、実際には渦中のひとりになってしまったわけです。

そんながん患者となった今でも、がんの事についてはそれがどうして発症するのか？
つまりはなんで自分はがんになったのか？・・・が分からず、
「なんで私だけが・・・？」といった感情的な事ではなくその本質が知りたいと思っていたので
そういう意味でもこの本を読んでとても良かったと思えます。

「がん」とは何か・・・（あくまでもこの本からのまとめです）

◯がんは細胞の病気
　正常細胞が狂いだしてがん細胞になってしまう。
　正常細胞は生まれては死ぬ、その繰り返しで有限の寿命を持つが、
　がん細胞は不死の細胞であり、無限に増え続け悪性腫瘍（＝がん）となる。

◯がんは遺伝子の病気、DNAの病気
　細胞増殖は遺伝子の指令で正常に行われるが、このコントロールする遺伝子
　に狂いが生ずると正常なサイクルでなくなってしまう。
　正常な遺伝子はDNAにプログラムされていているが、がんはそのプログラム自体が
　狂い出すDNAの病気。

◯がんはDNAのコピーミスが最大の要因か・・・
　すべての人は６０兆個の細胞からできていて、その１つ１つにDNAを持っている。
　細胞の１つ１つには寿命があり新しい細胞に情報（DNA）を引き継いで細胞としては死滅する。
　つまり新陳代謝しながらDNAのコピーをし続ける。
　ただし、コピーを続けると必ずコピーミスが生まれ、間違いを起こす。
　DNAのコピーミスは様々な生理的機能不全として発現し、その最も深刻なものが
　がんであり、DNAのコピーミスによる変異の蓄積ががんの最大の要因の１つに
　違いないと考えられる。

この最後の一文、妙に納得しちゃいました。

喫煙経験のない私が肺がんになったとしても不思議ではないし、
誰のせいでもない訳です。
たまたま部位が肺であっただけで・・・。

あと、がん細胞が正常細胞の下に潜りこんで検査の目を逃れてしまうっていうくだりが
あるのですが、それは添付されていたDVDで映像も見ましたが、
とてもショッキングな場面でした。
がんって相当ずる賢いです。

抗癌剤の耐性についても、分かりやすく書かれていましたが、
これは経験した事なので尚更実感しました。

他にも診断書にあった事で、聞けずにいて（別に聞けば教えてくれたでしょうが）
改めて知ったことがありますが、
それはまた後日・・・。

きっと、まだまだ知らない事がたくさんあるんだろうな・・・。

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タグ：がん 立花隆 遺伝子 DNA

体との対話・・・。

７月２５日（月）時々

さっきまで雷雨でしたが、雨は今は止んでいます。
でも、はまだゴロゴロいってます・・・。

ここのところ、体調があまり良くありません。
左手は依然としてしびれていることが多く、喉になんかつっかえた感もあり、
とにかく体がダルくて重いんです。
倦怠感ってヤツでしょうか・・・？

これは、いわゆる抗癌剤の副作用なのかそれとも・・・？

この“ それとも ” の先を考えてしまうことが多くなりました。

それはやはりじゅんこさんの突然の訃報と大きく関係していると思います。

いつの頃からか、毎朝無意識にしていることがあります。

朝起きると、まずは自分の呼吸を確かめます。
大きく深呼吸出来るとまずはひと安心します。生きてるなって・・・。

それから両手をして動くかどうか（麻痺してないか）をチェックします。

更に、体重計にのって前夜との比較をします。
だいたい１Kgくらいは減っています。
そして、またここでも安心します。胸水は溜まっていないな・・・と。
でも、少しでも体重が多いともう不安でいっぱいになります

この春に入院して以来、夜中に２回ほど喉が乾いて目覚めるのが
習慣になってしまったのですが、枕元にスポーツ飲料かお茶を置いていて
その都度、水分補給してトイレ行って寝る・・・。
そういう意味では熟睡出来ません。

なんのギモンもなく夜遅くまでテレビ見て、寝て、起きていたあの日々が
嘘みたいに感じてしまいます。
健康なうちから体との対話をしっかりとしておけば良かったよね。

それにしても、もともと気が小さくて神経質なタチなので仕方ないのですが、
もう少し気楽に癌と付き合っていけたらいいのになぁ・・・。

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タグ：癌 副作用 倦怠感

じゅんこさん・・・。

７月２０日（水）

台風の影響で雨・風はなんだか姿をくらましているけれど、
とっても蒸し暑いです。

同じ肺腺癌で同じアリムタで頑張っていたじゅんこさんが
１７日亡くなりました・・・。
４月のがん友さんとのオフ会にも名古屋まで来てくれて、
その時は私よりもとっても元気そうだったのに・・・。
一緒にガンバロウって、笑顔でまたね～って言ったのに・・・。

つい友さんからの一報とその後のじゅんこさんの妹さんからのメールで
知った時は思わず、

@kobaro_415 え？嘘でしょ！嫌だー！less than a minute ago via Twitter for iPhone Favorite Retweet Replyあけみ
akemi_hd

と吐き捨てるように叫んでしまって・・・

あけみさん（@kobaro_415 ）ごめんね。

辛い報告をいの一番にしてくれたのにこんな形で返してしまって・・・。

７月７日に胸水が溜まっちゃって入院した時も、頑張るからって
しっかりとお返事くれてました。
だから、ドレナージしてまた治療出来るって思ってました。

でも、その後じゅんこさんからのtweetが途絶え、何度か話し掛けたけど
お返事がなく・・・Twitter上で心配だよね～って話ていたのがその１７日のこと。
きっと、じゅんこさんからのメッセージだったのかもしれません。

大きく動揺しました。
何故？容態が悪化ってどういうこと・・・？
悲しいのと恐怖でもうメッチャクチャ・・・。

根治しない病気に罹った時には分かったつもりだったけど、
やっぱりこれが現実なんだと・・・。

じゅんこさん・・・。
まだまだ若くてこれから仕事も恋愛も結婚も・・・
したいことがいっぱいあったはず。
悔しいです。

じゅんこさんのブログです。
妹さんからのメッセージ。
「ねぇちゃんは、みんなに愛を送っていますので、良かったら、
感じてあげてくれると、嬉しいんだと思います。」
感じるよ、感じるけど・・・。

「笑っちゃおう」・・・ごめん、今日は笑えないよ。
今日はじゅんこさんとのお別れの日です。

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タグ：肺腺癌

悲しい知らせ・・・。

６月１１日（土）

今は少し雨上がっています。

今朝、いつもようにTwitterで朝のあいさつをしていると・・・
タイムライン上に悲しいお知らせがありました。

それは、同じ肺がんのがん友さんが昨日亡くなったとの旦那さまからのtweetでした。

今年に入って入院されてた時も、同じく私も入院中ってことで
それぞれの病院の様子とか体調とかつぶやいて、お互いに励まし合ってました。
この秋には娘さんの結婚式が控えていて、それまではどうしても頑張りたいと
とても強い気持ちで話してくれました。

でも、オキシコンチンの量がとても多かったので、
お辛いんだろうな・・・と。

３月に名古屋でがん友大集会の計画があって、
でもその２日前に震災が起こり会は延期を余儀なくされ、
４月に念願かなって実行されたのですが、彼女はあいにく予定があって・・・。
その後も調子いい時に会いましょうねって言ってたのに、
結局、会えないまま逝ってしまわれました・・・。

虫の知らせなのか、１０日の深夜、なんだかとっても気になって
DMで様子をうかがうtweetしたんです・・・。
その９時間後に旅立たれてしまいました・・・。

今まで楽しくお付き合いくださってありがとうございました。
ままちさんおすすめのヨコイのスパゲッティソース、
みんなとっても喜んでくれましたよ。

それにしてもこの病気、無情です・・・。

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タグ：肺がん Twitter がん友

スワっ、腫瘍か・・・？

６月８日（水）

しばらく梅雨の中休みでしょうか、いいお天気が続いています。

先週の４回目の抗癌剤から１週間経ちました。
今回も２日間ほど軽い吐き気と倦怠感の副作用が出ましたが、
今はすっかり元気になりました

その抗癌剤治療をした後すぐに、右腕に変な腫れが出てきたので
とても気になっていました。
右腕は前回（５月）点滴の針を刺したところから肩にかけてあおにえ（青あざ）が
出来たため、今回は左腕に点滴したので、余計に不思議でした。

腫れとともにしこりみたいなカタマリもあります。
痛みってほどではないけれど違和感はあります。

ひょっとして、これってがん細胞なの・・・
不安でいっぱいになりました

今度の診察までまだ３週間もあります。
電話で聞くのもなんだし・・・。

で、ハタと気付き・・・家にあったウナコーワを塗ってみました！
ブヨかなんかに刺されたのかも・・・

少しは引いた気がしますが・・・どうなんだろ・・・？

まだまだ？が続きますが、もう少し様子見てみようかな・・・な状況です。

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タグ：抗癌剤 腫瘍 がん

日本癌治療学会学術集会

５月１６日（月）時々

爽やかな風が吹いています。
ず～っとこのままだといいのにね・・・。

昨日までが締切りだった、第４９回日本癌治療学会学術集会の
スカラーシッププログラムというのに思い切って応募しました。

ここにもある通り、その目的は・・・
１． がんの患者さん・ご家族を支援する団体運営者または個人が、
　　　　内外のがん医療に関する知識と最新の情報を得ていただくこと
２． 学会で得た知識や最新の情報をもとに、ご自身の活動地域や領域
　　　　において、日本のがん医療やがんの患者さん・ご家族の支援の質を
　　　　向上させるための活動を行っていただくこと

私はいち患者であり、支援団体に属している訳でもなく、
ましてや何か活動をしている訳でもないので、学会なんてとても敷居が高いじゃん
・・・と思ってました。

しかも、申し込み用紙をプリントアウトすると

「ご自身の患者支援の活動歴をご記入ください」・・・とか

「学術集会への参加に、学会で得た知識や最新の情報を、どのように活動地域や
領域で伝えていきますか？．．．」・・・という質問項目がありました。

ますます尻込みしてしまったのではありますが、
それをtweetしてみたところ、「大丈夫！！今年は初心者でも大丈夫なの。」と励まされ、
まぁ、ダメもとでもいいから申し込んでみよう！！と決めました。

一応、上記の問いにも自分なりの考えは書きました。
的外れだったらゴメンナサイですが・・・

地元の名古屋での開催というのも、出てみたいと思った大きな要因です。
現在がんの治療を受けている身として、もっと自分の病気の事をよく知りたい！
その上で納得して治療に臨みたい！！
そしてその情報を同じく頑張っている仲間と共有したい・・・
と思っているからでしょうか。

スカラーシップの助成は学術集会参加費用（15,000円）の免除などですが、
これに漏れても実費（事前参加登録：患者は６０００円）で参加は可能です。

せっかく名古屋でこのような機会があるので、まだ元気で動けるうちにってことで、
いずれにしても参加しようと思っています。

これも何かの思し召しかもしれないし・・・。

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タグ：日本癌治療学会学術集会 がん 名古屋

スーちゃんの訃報にふれて・・・。

４月２２日（金）

昨晩、女優の田中好子さんの突然の訃報を知りました。
乳がんだったと・・・。

今朝になって更にもう少し詳しく経緯を知りました。

ご主人の会見より・・・。
発症は１９９２年。
つまり１９年経って再発って・・・。
更に多臓器（肺と肝臓）に転移して治療を受けておられたとも・・・。

そんなに前に羅漢されていただなんて、
途中、抗癌剤治療も放射線治療もされていたようですし、
でも全然分からなかったですよね。

なにより驚いたのは、入院はしていたものの
一昨日まではとてもお元気だったのに急変したという事。
とてもショックです。

本来ならサイバイバー中のサバイバーなはずなのに、
癌の底意地の悪さをまざまざと見せつけられた気がします。
でも、でも・・・それも自分の細胞の変異によるもの。

ただ、最後まで女優を続ける事を願って闘っておられたとのお話。

同じく、生きていく姿勢はずっと持ち続けようと改めて思いました。

キャンディーズの歌を歌いたくなりました。

ご冥福をお祈りします。

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タグ：乳がん 再発 サバイバー

タルセバ～現在・・・。

３月４日（金）

今日２本目です。

午後にドレンガ外れたら、明日と明後日外泊で家に帰れるので、
それまでに書いちゃおうかな・・と。

イレッサを飲んでて、私に起こった副作用は・・・

・体（特に首）に発疹
・手の指のタダレと爪の部分の腫れ
・足の浮腫（これは夏だけでした）
・目が突然腫れる　→これはアレルギーと言われました。
・本当に時々軽い下痢

※3月７日、追記です。
・軽い脱毛→副作用の項目にはなかったけど、また夏に時期だったからかもしれないけど
　　　　　　　　非常に髪の毛（だけですが）がよく抜けました。
　　　　　　　　長かった髪をズバッとカットした位ですもん・・・。

・・・くらいでした。
例の左脇腹通の方が私には苦痛でした。

１日に１回２５０ｍｇの錠剤を私は夜寝る前に飲んでました。
グレープフルーツが食べられないのは残念でした。（禁止食品）

ずっと調子良く続けられる・・・続けたい！！
と心から願っていましたが、そう甘くはなかった・・・

１１月５日、服用後８ヶ月後に耐性が出ました。
胸水が増えちゃったんです！！
９月にCTでは腫瘍は小さくなっていたのですが・・・

この時のショックは結構なものでした。
午前中の診察後すぐに午後から仕事が入っていたのですが、
目的地に行く道すがら、運転しながら涙が止めどなく出て・・・
困りました

その時に変わって出されたのがタルセバです。
イレッサと同じ分子構造を持ち、毒性はその３倍！！！
タルセバは食後２～３時間後の服用だったので、同じく寝る前に飲んでました。

毎日、午後１０時以降の夕食にならないように、神経使ってました。
だって、最低２時間しないと飲めないんですもん！！

タルセバの私の副作用です。

・顔中に薬疹（イレッサよりさすがに酷かったです。）
・全身が象のように乾燥しまくる
・ひどい下痢
・手の指のタダレと爪の部分の腫れ（これはイレッサと同じです）

下痢には閉口しました。
なんせ食べるとすぐに出ちゃうんで、消化吸収しません
でもロペミンという下痢止めを処方してもらい改善しました。

そして、顔の薬疹・・・これも酷い時はサングラスしてマスク掛けて出掛けてました。
顔中がまっかかな状態で、化粧しても無駄～～

乾燥は体だけでなく頭皮までも・・・。
洋服の肩部分はいつも真っ白になっていました。

とても悲しい風貌でしたが、それでも命があれば・・・
と我慢出来ました。
タルセバにはタルちゃんと名前まで付け、診察時には
「タルちゃんお願いもう少し踏ん張って！！」と励まして（？）いました。

通常、イレッサがダメだとタルセバも効かないケースが多く、
主治医は私もすぐにタルセバにも耐性が出ると思っていたようです。

ところが、結構タルちゃんは頑張りました。
増えた胸水が減ったんです！！

１２月２４日、クリスマスイブの事でした。

それなのに・・・
明けて、今年の１月１９日。

その２～３日前からすごく息苦しくて、
でも胸水が溜まるしんどさではないようで・・・
何か訳がわからない状態だったので、外来予定日を前倒しして
レントゲンと採血をしました。

でも、それだけでは分からないということで、
２１日に緊急でCT検査を入れてもらいました。

その検査予定表の下に先生がメモしてあったことば・・・
“　肺塞栓の可能性あり　”

ググってみてびっくり！しました。
あのエコノミークラス症候群の事だと・・・

へ？なんで私が・・・？

でも、CTの結果はビンゴ～～！だったのです。

肺塞栓・・・俗名：エコノミークラス症候群ともいう

足などに血栓が出来、肺や心臓に『飛ぶ！』と死亡するという
恐ろしい症状・・・。

私の場合は、やはり肺の腫瘍が悪さをしているのと、
実は子宮内膜症でピルを３年程治療薬として飲んでいたのが
原因ではないか・・・と言われました。

１月２１日から２月１日まで、心臓内科病棟での入院となりました。
最初の３日間はベッド以外は歩くの禁止令が出、ほとほとイヤになりました。
ポータブルトイレですもん・・・歩けるのに。。。
でも、マジである意味がんより怖い病気のようですね。

点滴で血をサラサラにし、ワーファリンを服用、ピルを止めて退院しました。

あと、少しです・・・。

で、退院してまだ３週間も経たない２月２１日。
朝から胸が苦しくて、病院に電話しました。
先生が「すぐ来て下さい。」と言ってくれたので、用意して出掛けました。

で、今回の入院に至るというわけです。

胸水が溜まりに溜まり、つまりはタルセバが効いてない！！
詳しくはこちらに書きました。

今日ドレンが抜けるので、来週から点滴による抗癌剤開始と
放射線治療が同時に始まります。
またワーファリンも復活です。

それでも、いわゆるオペを受けたことが無い私は、
体にメスが入ってないせいか、こんなにも元気でいられます。
ある意味ラッキーです！

この先もどうなるかなんて分かりませんが、
やれることをやれるタイミングできっちりと選択し、
治療し続けたいと心から思っています。

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タグ：ワーファリン 肺塞栓 放射線治療 イレッサ タルセバ

最初の入院～イレッサ開始まで・・・。

３月４日（金）

まだ早朝です。
でも朝焼けがとっても綺麗～～！

昨日はひな祭りということで、じゃぁ～～ん

雛ケーキを買って来てもらいました



真ん中の「 １ 」は発病後１年を無事迎えられそう（まだあと少し）・・・
の意味の１です～～！！

そして、病院でもお昼はそれ風な献立で私はデザートが付きました。



さて・・・
昨日の続きです。

昨年の３月２４日の朝一で、紹介状を握り締め（まさにそんな気分でした）、
この病院に初めてやって来ました。

ところが、初診受付すると係りの女性が・・・
「今日はS医師（紹介された医師）は臨時休診です。」と・・・

そんな事言われても、私・・・どうすればいいの・・・？

一応、外来２階の呼吸器内科で確認して来て・・・と言われ、
重苦しい気分で内科受付まで行きました。

紹介状と持っていったレントゲンやら血液やらCTやらのデータを渡し、
しばらく待合のイスで待っていました。

少しして看護師さんがサチュエーション持ちながら・・・
「苦しくないですか？」とか「今S先生と連絡取ってますから・・・」
などとやさしく言葉を掛けて励ましてくれました。
多分、それなりに絶望的な顔してたんでしょうね。。。

またしばらくして、
「別の先生でよろしければ見させてもらいますが・・・」
と言われ、もう来た以上はしょうがないと診察室に入って行って
初めてあったのが、今の主治医K医師でした。

即入院の手配が取られ、
とは言ってもやはりなんの準備もして来ていない為、告げると・・・
K先生は
「では、今日は外泊ということで明日一番に来て下さい」と言ってくれました。

この時点で、前とは何かが違うぞ！！・・・の感触。

翌日、朝一で入院しさっそく間もなく（ホントに行ってすぐに）、
胸腔ドレナージが否応なく施術されました。
また、心臓にも水が溜まっていたので（心嚢水）心臓内科の先生に
エコーで確認してもらい、こちらは翌日同じようにドレナージされました。

・・・と簡単に書きましたが、心臓に麻酔やらメスやらを入れる訳で・・・
これは私にとっては今までに一番恐ろしい医療行為でした

その後、結局またCTを撮り、MRI、骨シンチを新たに撮り、
遺伝子変異検査に検体を出したところ、陽性が出たので、
抗癌剤として「イレッサ」が候補に上がりました。

他にも、点滴による従来の抗癌剤も説明受けましたが、
脱毛はイヤな事。
通院で出来る事・・・を最優先にし、
しかもイレッサが飲める体なんだから飲まない手は無い！
とこれに決めました。

この時、イレッサに訴訟問題があるとの説明は受けてはいません。
ただし、副作用については間質性肺炎の恐れがあるので、
少しでも「おかしい？」と思ったらすぐに来て下さいと、説明書付きで
言われました。

あと、もうひとつ・・・
治験のお話もありました。

まだ、認証はされていない薬です。
でも、その治験は申し込むと新薬と従来型の点滴の二手に自動的に
振り分けられ、点滴はイヤ～～は受け付けられなかったので、
お断りしました。

こうして４月６日からイレッサの投薬が始まりました。
最初の入院は結局３１日間で、４月２４日に退院しました。

→つづく


昨日、CTを撮りました。
レントゲンでの画像は芳しくなかったのですが、
思ったよりも癒着も上手くいってるとのことで・・・
今日多分、ドレンが取れます・・・

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タグ：肺がん ドレナージ イレッサ